人工的な雲の製造は

小規模なものであれば、雲を製造することは容易であり、理科の実験や身近にできる科学実験として、広く行われている。

密閉可能な容器の中を少し濡らし、線香の煙などの凝結核を充満させて密閉し、ポンプなどで気圧を下げると、減圧冷却によって中の温度が露点を下回って凝結をはじめ、雲ができる。

熱湯から立ち上る「湯気」、ドライアイスや氷から流れ落ちるような白い冷気、冬の寒い日に白くなる吐いた息、工場や排気などから出る白い蒸気なども、人工的に作ることができる雲だといえる。

また、普通の雲に比べて粒が大きい、霧吹きで作る水滴でも、風をうまくコントロールして空中に浮かべることができれば、雲だといえる。

ただ、雨を降らせるような大規模な雲の製造は容易ではない。

現状では、ヨウ化銀などの凝結核を大量に散布することで雲の素をつくる「雲の種まき」が実用化の限度となっている。

しかも、「雲の種まき」においても空気中の水蒸気が過飽和あるいはそれに近い状態になければ雲はできにくく、条件も限られる。

雲の種類基本の雲雲は、その形状や高さにより以下のように分類される。
update:2010年06月26日